クッキーは焼かない

クッキーは配るもの

超能力ばあちゃん

 

 

久々のブログである。

書いても「なんかコレ、イマイチだなあ」と思って下書きに放り込む、というのが続いていた。というわけで下書きにはまあまあな量の没ブログ(書きかけも含む)がある。そしてここ1〜2ヶ月くらいは何も書かずにブログ自体放置していた。

今日はなんか布団に入ってもうまく眠れないし、リハビリ程度に短くて適当なものをひとつ書こうと思う。そしてコレはイマイチなものになっても下書きには放り込まないことにする。墓穴はもう十分うまっているのだ。

 

何について書こうか。テーマ: 適当なのだから、適当に思いついた事を書くことにする。そうそう、10代の頃、ばあちゃんは「女性を見ただけで処女か非処女か判断できる」という能力(?)を持っていたんですよね。

というか、今考えるとこの能力は「処女か非処女か」の判断ではなく「最近セックスをしたか否か」を判断できる能力だったのだと思う。別に処女ではない人についても久々にセックスしたか否かの判別が出来ていたし。

ただ、無条件ではなかった。直接見ないと分からなかったから画面越しにしか見ることが出来ない芸能人などは判別できなかったし、コンスタントにセックスをしている人については分からなかった。つまり、「したことがない人orしばらくご無沙汰だった人がセックスをしたか否か」が分かる能力だったということだろう。なんだこの能力。

しかしこの能力、ほぼ外に出さなかった。10代当時、友人の処女喪失の時期を的確に当ててしまい、その友人にドン引きされたからである。そりゃあそうじゃ(オーキド博士)。

そりゃあそんなとんでもなくプライベートなことを他人に当てられたら引きますわよね、と言う感じでそれ以降口に出さなくなった。学びを得たね、やったねばあちゃん!それからは、ただひとり脳内で「うへえうへえ」とテンションサゲになっていただけである。

しかし雑談でこの能力の話をすると驚かれるし(まあ滅多にこんな話しないけど)、男性からはたまに羨ましがられたりもする。

 

能力【チカラ】が……欲しいか……?

 

ではお伝えしよう。処女・非処女の見分け方をお前に教える。

まず、処女の身体は硬い。熟していない果実のような感じである。それ故の涼やかさや爽やかさがあるのだけれど、それはそれとして。しかし、セックスをした後の女性の身体を見ると、一気に熟れた香りが目で捉えられるようになる(ちなみに処女からは香りが見えない)。どっしりと重く甘やかな香りが見えるようになります。香りを視覚で捉える、というのは意味が分からないと思うけど、そうとしか言いようがないので頑張って理解してください。本当に甘ったるく重い香りなので見たら一発で分かります。そして身体も非常にしっとりと柔らかくなります。しっとりみが一番分かりやすいのは肩ですね。肩を見てしっとりみがあるかを判断してください。以上です。コレで君も見ただけで判断できるようになったね!おめでとう!

でもそれが分かったからって嬉しいか?マジにどっちでもよくない?

正直誰も実践できないだろうから方法を書きました。あはー。万人が実践できる判別方法だったら絶対教えんわこんなん。

 

まあこの能力は、自分が処女でなくなったら途端に喪われたので、今は全然分かりません。周囲の女性は安心してください。

希有な能力というか正直超能力レベルのアレだとは思うけれど、これってマジに喪われてよかった類いの能力だよな。だって、周囲の女性が最近セックスしたか、というのが分かる能力というのは相手にとって気色が悪いものであるし、こちらとしてもそんな他人の生々しいプライベートなど微塵も知りたくもないのである。

でも視覚情報として勝手に入ってきちゃうから仕方なくて困ってたし、そのせいで人間関係がよく分からなくなっていた場合もあった。考えてもみてくれよ。親しくもない人間のそういう情報を知ってしまって、人間関係ギクシャクしないと思う?こちらとしては勝手にギクシャクしちゃうよそんなん。ていうか超能力ならもっとかっこいいのがよかったんですけど!?なんか、こう、サイコキネシスとかテレポーテーションとかパイロキネシスとかなんかさあ!そういう、なんか、なに、「相手の女性が最近セックスしたか否か」を判断する能力っておま、これを英語でどうかっこよく表現したらいいのか分からんし、てかよ、これでどうやって悪の超能力組織と戦えっちゅーんだ!?!?これじゃあいつまで経ってもばあちゃん『絶対◯憐チル◯レン』にゲスト出演出来ないよ!?!?あ、ばあちゃん絶チルだとユーリちゃんが好きです。

まあ、もう能力なくなったから出演できないけどな。

 

こういう特殊能力って人それぞれあるのかな。こんな特殊能力があったよっていう人は、コメント欄でばあちゃんに教えてくださいね!最後までご視聴いただきありがとうございました!よろしければ高評価・チャンネル登録おねがいします!(YouTuber)

 

という感じで普段なら下書きにいれるであろうクオリティのブログを書いたのである。恥を知りなさい!ピシィ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シチー考(+反省文)

 

 

こんばんはー!みんなー!ウマ娘やってるかなー!?ばあちゃんはやってるよお。

この間、ゴールドシチーというウマ娘が実装されました。ばあちゃんは前からゴールドシチーが欲しかったので、貯めていた石を解放して60連目で無事引けました。しかも2枚抜きしてラッキーハッピー。ばあちゃんはシチーに愛されている……?

さて、何故ばあちゃんがシチーを引きたかったかというと、見た目が好みだったからです。キレイな女の子にばあちゃんはすこぶる弱い。これは今回のキーポイントです。タイトルの通り、このブログは反省文という一面も持っている。何故これが反省文になるのかは続きを読めば分かるというスンポーよ。よろしくな!

あ、このブログはシチーの育成シナリオのネタバレ全開なので(どこに感動したかを書くから仕方ないな!?)、読むときは気をつけてくれよな!ニャーン!

 

 

本題に移ろう。シチーである。私はシチーの育成シナリオを読んで号泣した。刺さった。昔読んだ本に串刺し刑に処されている人の写真が載っていたのだけど、そのくらい刺さった。不謹慎な例を使うな。

 

シチーの物語は、救済の物語だった。

 

ゴールドシチーというウマ娘は「100年に1人の美少女ギャル」の人気モデルという設定である。ちなみにオタクに優しいギャルではありません。オタクの存在にそもそも気付かないタイプのギャルです。は?好き。さて、そんなシチーの紹介文を公式HPから引用しましょう。

「100年に1人クラスの美少女ギャル。ずっとモデルをしており、望まれるままの自分を演じていた。がある日、走りこそ自分の本懐と目覚める。それ以来、容姿ではなく中身で評価される日を目指して、ひた走るように。裏表なく接するトーセンジョーダンと仲良し。(ウマ娘公式HPから引用)」

この文面で既に泣けるんじゃが???サ○ゲ君……いい加減にしてくれ……。

シチーはモデルである。しかも100年に1人レベルの美少女である。見た目ばかり見られるシチーにとって、「キレイ」という言葉は最早呪いの言葉となっていた。「容姿ばかりで誰も中身を見てくれない」という深い傷付きが彼女にはあったに違いない。おそらくその想いにより、彼女は実力=中身で勝負する世界に飛び込んだのだ。シチーは「キレイ」という呪いの言葉から抜け出したくて、「走る自分=本当の自分」を周囲に評価して欲しくて、その「本当の自分」を取り戻すためにトレセンに来たワケである。

しかしそうは上手くいかない。頑張っても頑張っても「(容姿が)キレイ」という呪いはついてまわる。走って1位を何度とっても容姿への言及は尽きない。シチーが「キレイ」から逃走しようと走れば走るほど、シチーは「キレイ」にがんじがらめにされていく。足が重くなっていく。「走ったって……なんの意味もねーってこと」に気付いてしまう。「結局ルックスの評価は消えない」という事実、「走れば走るほど見た目しか見ないヤツが出てくる」という事実にシチーの足は完全に止まってしまう。

「なんで誰も見てくれないんだろ、アタシの実力だけを……」

屋上で虚無感に呑まれてこう呟く10代の少女を見て泣かない人間がいるか!?俺は号泣した。サ○ゲは俺を泣かすな。謝罪しろ。

その上で、シチーはレースに出たのも(容姿を見る)周囲への反発に過ぎなかったことに思い当たってしまう。シチーは屋上で私に言う。「モデルになって、望まれるまま振る舞って。走りを選んで、望まれないように振る舞って。そのふたつは、別物だと思ってた。」「けど、ホントはどっちも一緒で──誰かの声がなくちゃ、なんにも選べてなかったんだ。」「空っぽなお人形さん。それがホントの、"ゴールドシチー"だったってわけ。」「──ホントのアタシなんか、いなかった。」

走っていても自分は空っぽの「お人形」なのだという想いに囚われ、シチーは本当の空っぽになる。ここでばあちゃん号泣(n回目)。そんなことない、と気軽にも言えない。でもそんなシチーをばあちゃん(トレーナー)が支えないといけない。ばあちゃん(三次元)は号泣しても、ばあちゃん(トレーナー)は泣くわけにはいかないんじゃい!

走り込みをする中で、シチーは本当の自分がいたことに気付く。「走りたい」という消えない欲求を持つ自分である。『さらざんまい』というアニメがありますが、『さらざんまい』には「手放すな、欲望は君の命だ。」というキャッチフレーズがある。僕は心からこれが真実だと思っている(この言葉をスマホの待ち受けにしているくらいである)。欲求や欲望を手放さない限り、人は絶対に消えない。それを手放したとき、シチーは本当に空っぽになってしまう。シチーは走りたいから走る。周囲の評価とは関係なく走る。そう心に決める。ありがとうシチー……。欲望を手放すことなく走ってくれてありがとうシ゛チ゛ィ゛……。

さて、だからといって呪いが完全に解けたわけではない。シチーにとって一番重要なのは「キレイ」という呪いとどう対峙するのかということである。

ここで登場、知ってる人は知っている。ユキノビジンというウマ娘がいます。彼女とシチーは仲がよいので、ユキノもシチーのシナリオに登場する。育成馬イベント『夕日に透ける金色の』に登場するユキノはシチーのことを「キレイ」だと言う。「地雷を踏みに行くなあ!」と思った諸氏、大丈夫です。落ち着いて戦場に戻ってきて下さい。ここに究極の救済があります。

ユキノはこう言う。「シチーさんは見た目もすンごいキレイです。ホントにホントに、キレイなンです。でもそれだけじゃないっっ!」「キレイって全部入ってるンですよ!強いも、すげぇも、全部ですッ!」

「キレイには全部が入っている」。シチーはこの言葉に救われるんですよ。しかしこれはなんて綺麗で力強い救済の言葉なんだろう。この言葉を作ったシナリオライターさんにノーベル平和賞あげよう。この言葉を通してシチーは、「キレイ」には外見評価だけでなく内面評価の意味合いもあることに気付き、「キレイ」という呪いの言葉は寿ぎの言葉に反転する。ドラスティックゥ……ドラスティックだよォ!?そしてシチーは最後に「キレイ」という言葉を笑顔で受けいれるというあの、アレ、サイコー……。

 

これが本当の救済の物語です。分かるか諸君!?

 

このシナリオ、見た目だけを褒めそやされて「自分」が透明になっていく感覚みたいなものを見事に表現していたし、その呪いに耽溺するのではなく走ることでその呪いから脱却しようというシチーの強さ、その中で「走りたい自分」という自己のコアを見つけ出す美しさ、そして何よりも「キレイ」という言葉が呪いから寿ぎに反転する展開が本当にものすごくいい。本当に秀逸だと思う。

単純な話ならば、シチーは実力が評価され「キレイ」という呪いは消えました、めでたしめでたし。で終わると思うのだけど、このシナリオはその先を走っている。この終わり方では救われない魂を救おうという気概を感じる。上記のような単純なエンディングではシチーは本当の意味で救われない。

外見と内面どちらかばかり褒められると、人は褒められない方の評価を求め始め、褒められる方の自分を枷に感じるようになる。褒められない片方だけで評価を得たとしても、自分を縛る枷から完全に自由になったことにはならない。もう片方の側面は枷のままで取り残されることになるからだ。だからこそ「キレイ」という評価を消すだけでは本当の救済にならない。そのままでは、シチーは自分を本当の意味で好きになることはない。「アタシ」になることが出来ない。そこに本当の救済はない。

「キレイ」という呪いの言葉を寿ぎに反転する時、物語は真実の救済になる。

「キレイには全部入っている」という言葉は、勿論「内面の美しさを評価している言葉だ」ということを表しているのだが、それ以外にも「外見の美しさも表している言葉だ」という意味も込められている。何故かって、「キレイには全部入っている」のだから!シチーは最後「キレイには全部入っている」という言葉を思い出し、周囲からの「キレイだ」という言葉を肯定し、トレーナーにその言葉を求めた。それはつまり、シチーが「自分は内面も外見もキレイだ」ということを受けいれたということに等しい。シチーが本当の意味で「アタシ」を取り戻した瞬間、私は声を上げて泣いた。魂が救われる瞬間は本当にキレイだ。シチーは本当に本当にキレイだった。キレイだよぉ……シチー……シチーは本当にキレイだよォ……。

シチーの物語は、呪いを完全に打破する物語だった。これに感動しない人間はおりゃんじゃろ……。号泣後の放心状態になったばあちゃん、言える言葉は「ラヴ……」、ただそれだけ……。

 

ここまで読んだ人なら、最初に書いた「見た目が好きだから引いた」という理由を何故反省しないといけないのか、というのが分かって貰えたと思います。この理由、シチーが一番傷付くやつなんですよ。もしこの反省まで視野に入れた上でシチーのシナリオ書いてたとしたら、サ○ゲ頭よすぎて怖いんですけお……。やめて……。許して……。というかキャラの見た目の話がメインになりがちなオタク・シーンに、このシナリオぶち込んでくるのは凄まじすぎて泣く。これ含めてシチーのシナリオの持つパワーは凄いと思ったんですよね……。

ばあちゃんの人となりを知らない人間が見た目について言及してくるのが、ばあちゃん的に本当にNGというか地雷なんだけど、なんか、それをシチーにしてしまっていたという事実に本当に凹んだんですよ。シチーの気持ちがほんの少しだけ(ばあちゃんは100年に1度の美少女ではないため、本当にほんの少しだけ)分かるのに、シチーを同じ気持ちにさせてしまっていたという事実に本当……自己批判しかない……。総括しろ…総括しろォ……。

 

総括します。

 

「すべては想像力の問題なのだ。僕らの責任は想像力の中から始まる。イェーツが書いている。In dreams begin the responsibilities―まさにそのとおり。逆に言えば、想像力のないところに責任は生じないのかもしれない。」と書いたのは村上春樹である。

私はこの文章が正しいと思って生きている。何故か。想像の世界はありえた現実だからだ。想像の世界は可能性のひとつだからだ。そして、想像力の中であったとしても、私は私であるからだ。想像力の中で行使した暴力は、この私による暴力だからだ。だからこそ、想像力の中から責任は始まる。

僕は想像の世界で美女を贔屓しまくっている。二次元キャラクターも或る意味想像の世界の住人で、僕は想像の世界ではキャラクターを内面ではなく見た目で判断する。見た目がいいから好き、見た目がいいからガチャを引く、見た目がいいから育成する。まずもって見た目から入り、内面について知ろうとするのはその後である。知ろうとしないことすらある。「見た目だけでいいや。空っぽのお人形でいいや。」という暴力的な、あまりにも暴力的な意識。自分がされて一番嫌なことを想像の世界では簡単にしてしまう。このばあちゃんの中に宿るエゴイスティックで暴力的な構造が君たちに分かるか!?想像の世界だからいいってわけじゃねえんだよ。想像力の中からばあちゃんの責任は始まってるんだよバカバカなすび!うわーーーーーーん!!!!!

シチーの育成を通して反省した。本当に心から反省した。これは善くないと思った。少なくとも私は相手が例え二次元キャラクターであったとしても、内面をきちんと見ないといけないと思った。容姿への言及に辟易とし、傷付いてきた人生だったのだ。「褒め言葉」という隠れ蓑、大義名分の裏に潜む暴力性を多少は知っている筈なのに、それをしている自分の醜さと浅ましさに眩暈がしますよ本当に。私は暴力の再生産だけはしないようにしなければならない。総括でした。この総括が面白かったら、チャンネル登録と高評価よろしくおねがいします。

そういえば、ウマ娘は新ガチャが実装される度に、該当キャラクターストーリーを4話まで無料解放しているよね……。そうか、そういうことだったのかサ○ゲさん……?きちんと内面を知って、キャラのことをきちんと「キレイ」だと思ってからガチャを引きましょうねということだったのか……?

サ、サ○ゲさん……?

そしてこれに気付いた僕は名探偵ばあちゃん……?

 

名探偵ばあちゃん、この資本主義社会においてそれは違うんじゃないか?

 

 

 

 

 

資本主義が憎いです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教育的アダルティーピロートーク

 

 

ちょっとアダルティーなお話でもする……?

 

精子が怖いです。

臓器や細胞はそれを有している人間から切り離されると動かなくなる、基本。

ですよね?

じゃあなんで精子はそれを有している人間から切り離されても3日くらい動き続けるんですか?怖くない?精子怖くない?つか、顕微鏡で見ると皆てんでバラバラ好き勝手に泳いでんのに、なんで膣内射精した途端一律に卵子に向かって走り出すの?どういう類いの全体主義なのそれ?もしかしてお前ら自分がいる場所を認識してんの?出された先がコンドームとかティッシュの中だったら、「あ、本気出さんでええやつやで」とか思って皆で牧歌的に追いかけっことかしてんの?精子卵子をどうやって認識してんの?なんで卵子がある方向が分かるの?卵子のところに到着したらどうしてよりによってその中に入ろうとすんの?どういう発想なの?胎内回帰願望なの?ていうかなんで前進する時にらせん状に回転しながら進むの?効率がいいからなの?精子は効率厨なの?ねえ答えてよ!

分からないは怖い。

なら分かるなら怖くないかもしれない!?

精子「俺の情報か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」

うぃーあー。

 

www.s.u-tokyo.ac.jp

探したらありました。

東京大学です。大学です。

精子走化性運動!そういうのもあるのか。「……この際に卵または雌性器官が精子を誘引する現象(精子走化性)が、特に海水中に放卵・放精を行う海産動物で顕著に見られます。」と書かれている。むーん?海の者共がメインなのか?と思ったら、「クラゲやホヤ等の海産無脊椎動物からマウスやヒトにいたる脊椎動物まで、多くの動物でこの精子走化性現象は報告されています。」ともある。わーい、有性生殖する動物はみーんなおともだち!

しかしもう少し大きいところから書いてくれてるものはないのか!?僕はこれだけだと分かりません!怖い!精子が怖くてばあちゃんもうセックスできない!そんな分からないこと言うなら、もうセックスしなかったらいいでしょ!はい。

 

www.shinshu-u.ac.jp

探したらありました。

信州大学です。大学です。

「発情、排卵に伴い子宮から卵管に至る高温への温度勾配の形成、排卵に伴う卵巣、卵子からの特異物質の分泌が確認され、受精部位までの移動には「走温性」が、受精部位での卵胞液、ホルモン等の化学物質への「走化性」がそれぞれ精子の移動、受精を調節、促進します。」とある。なんか体内温度の変化とか排卵による化学物質の分泌があるから精子卵子に向かって走り出すし、卵子のいるところが分かるっぽいですね。すごいね人体♡

いや逆に仕組みすごすぎて怖いわ。精子こわ。分からないは怖いけど、分かっても怖いもんは怖い。ばあちゃん、今日はまたひとつ重要なことを学んだね。一歩大人のばあちゃんに近付いたね!しかし、そもそも何故精子は好き勝手に動くんだ?というミステリーが残っていますね。これが一番怖いんですけど。何かしかも精子幹細胞まで動いてるってマジなのですか?もしガチなら幹細胞まで動く必要あります??どれだけ動くことに飢えてんの??めっちゃ動きたがるやん自分その執念はどこから来たん???ていうかばあちゃん怖くて精子について調べたら多分そこら辺の男性より精子について詳しくなっちゃったんですけど、この知識を明日からどうやって使って生きていけばいいんですか?ピロートークですか??ベッドの中で使い終わったコンドーム片手に、相手の胸にしな垂れかかり精子について語ればいいんですか!?「ねーえ♡精子走化性運動って知ってる…?」つって!?コンドームの中で死につつある精子を片手に!?!?

素敵やん?(適当)

 

 

あ、ばあちゃんはピロートークの予定が特にないし、あったとしても精子の話はしないので、この精子についての知識をピロートーク時に使っていいですよ。使った結果の責任は取りません。南無。

 

 

 

 

 

 

 

 

花いちもんめ

 

 

自分は選ばれる側の人間ではない、と感じる瞬間がある。

自分が花いちもんめで最後まで選ばれない子供のような、戦争に行けば真っ先に死ぬ前線の三等兵のような、社会が煮詰まっていくと真っ先に切り捨てられる弱者のような、そういう風に感じる瞬間が人生にはある。

あの子が欲しい。あの子は僕じゃない。シンプルで分かりやすい。サイコー。

私は物語の主人公にはなれない。ていうか多分エキストラにすらなれない。物語の枠外で勝手に生きて勝手に死んでいくようなショボい存在である。だからといって別にそれを悲観しているわけではなく、「私ってそ~ゆ~タイプだよな~」という事実を引き受けて生きているだけである。ヒーローにはなれず、ヒーローに助けられることもなく、ヒーローの知らないところで死んでいくモブというか、そんな感じの普通の人生である。まあ今まで地球に住んでいた殆どの人間はそういう風に生きて死んでいったんだろうし、それが歴史なのであろう。燦然と輝く歴史の陰で蠢く影。それが我々である。パンピーは何者にもなれないのがデフォ。

しかし、そういう事実を「ヘイ、マグロお待ち!」みたいな感じで目の前に突き出されると多少ションボリもするわけで、それが頻繁ともなると何とも言えない無力感に苛まれる。

 

 

それを私が最も感じる瞬間、それはHIKAKINジャンケンに敗北する瞬間である。

 

 

いや、HIKAKINジャンケンに勝てないんですよ。マジで。

私は結構ヒカキンの動画を見ている方だと思う。ヒカキンの動画は脳に優しい説をかつて提唱したのだが、この説は正しいと今でも信じている。ヒカキンの動画は情報量がないので(良い意味で)見た後に本当に何も残らず(良い意味で)、研究をして煮詰まった頭などに優しいんである。で、そんなヒカキン、動画の最後にジャンケンタイームを設けており、そこで「最初はブンブン!ジャンケンポーン!」てな感じでジャンケンして動画がグッバーイシーユーネクスターイなんですね。ってなんでセイキン君が!?あ、セイキンの動画もまあまあ見てます。

で、そのHIKAKINジャンケンに勝てないんですよ、マジで。(2回目)

多分勝率は1割、よくて2割くらいだと思う。マジで勝てない。ちなみに僕は真面目にあのジャンケン時の動きもしてるんですよ?PC画面の前で真顔であの動きしてる女って端から見るとやべえ気がしてきたけど、僕がやべえのは元からなのでそんなこと今更気にしてられっかよ。ダスカに「パジャマ買え」って言われたから、今日俺はじ~ゆ~でパジャマ買ったぜ。じ~ゆ~を出た後でダスカの分のパジャマ買うの忘れた事に気付いて、急いで近くの店に入ってダスカ用のフリフリピンクのパジャマを物色してる最中に我に返ってダスカ用のパジャマを買わずに店を出たぜ。ダスカが欲しがってたのはジェ○ピケのパジャマだったんだよね。今度ジェ○ピケ行ってダスカ用のパジャマをプレゼント包装して貰おうと思います。やるときゃ本気でやる。それが人間存在だろうが!

ていうかさ、話戻していい?なんちうか、なんかやっぱヒカキンってさあ、明らか物語の主人公じゃん。実際ヒカキンって漫画化してるし。ヒカキンが漫画化って日本語おかしい気がするけどまあいいや。仮に私を漫画化したとしたら、起承転結の起すら生じず物語が始まる前に終わるんじゃが。どうなってやがる。

ともかく、ヒカキンはヒーローであり、主人公であり、選ばれし者なのだ。勿論その背景には凄まじい努力があるということは動画を見ていると伝わってくるのだが、それは置いといて、その果てに彼が手に入れたのはそういう立場である。とどのつまり、ヒカキンは花いちもんめの「あの子」なのだ。欲しがられる「あの子」と最後まで欲しがられない僕。そんな僕は当たり前のように「あの子」には勝てないし、かすりもしないモブなのだ。ということをヒカキンジャンケンに負ける度に私は思い知らされる。ヒカキン、ちゅおい、ぉ。。。(遺言)

やっぱねえ、ヒーローとか、そういう選ばれる側の人間っていうのはジャンケンとかそういう些末な部分ですらナチュラルに強いんですわねえ。なんかこういうちっさい敗北みたいなのを積み重ねていって、自分が普通の何者でもないパンピーであるという事実に気付いていくのが大人になるって事なのかなとか思ったけど、もうとっくの昔にそんなこと知っている30の女を頻繁にグーで殴らんでもいいじゃないですか!?そんなの花いちもんめで最後まで選ばれずに残った小学一年生の時から、頻繁に体調を崩して無力に病床に伏す現在に渡って何十回も何百回も思い知らされてきたんですよ僕ァ!あのさぁ!私さ、話せば、話せば分かるからあ!人を青年将校に凸られた犬養毅にさせないでくださいよ!モブにも細やかだけれど人生ってモンがあるんですよ!?

 

まけーてくやしいはないちもんめ。あのこがほしい。あのこじゃわからん。うるせえ少なくとも俺じゃねえことは分かってんだよ!!!俺は、ヒカキンじゃねえ!!!(この世の真理)

 

なんかルサンチマン満載な文章になっちゃったんだけど。これ、ねえ、ちょっとどうしてくれんの?慰謝料請求すんぞ。どこにだよ。

まあ人生の約3分の2をルサンチマンで身を焦がして生きてきたから仕方ないっすね。後遺症みたいなもんです。しかし、選ばれた「あの子」の人生は正直かなり大変だと思う。お前は選ばれたのだから、という本来背負わなくてよかった筈の期待や重圧がそこには置かれているのだろう。選ばれた「あの子」の人生が大変であるのと同様、選ばれない私の人生もそれなりに大変で、ヒーローみたく他人なんて救えない。人間という存在は自分さえ上手く救えないのにね。だから私は明日もまたヒカキンジャンケンで負けて、「私はモブだなあ」と思いながら、少しだけ落ち込みながら、結局自らの負けを受け入れるんだろう。それを背負っている「あの子」をこっそり応援するんだろう。僕の歌を総て君にやるよ。

なんかいい話っぽく終われたな。ハナマルあーげる。要らねえ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

ダスカ考

 

 

ダイワスカーレットが好きです。

ばあちゃん、現在「ウマ娘ぷりち~だ~び~」っちゅうアプリがメインソシャゲになっている。キャラは皆可愛くて、愛されるようなキャラクター設定になっており(つまりヘイトを稼ぎにくい性格にみんな設定されている)、「サイゲ上手いね~」と妙に上から目線で感心しているわけなんだが、その中でも僕はダイワスカーレットというキャラクターが飛び抜けて好きです。いや好きなんてもんではなく、純粋に愛しています。

元々私は10代(17歳くらいまで)の少女が好きなのだが、その理由は10代の少女にしかない儚い不安定な揺らめきや輝きを見るのが変質的に好きだからである。だからシャニマスだと樋口円香が好きなんですね分かります。

10代の少女は特別だ。

彼女たちにしかない心の柔らかさ、繊細さ、儚さ、瑞々しさ、生のきらめき、ともすれば複雑怪奇にしか見えない思考回路が好きだ。自らの柔い部分を隠しているつもりでも隠せていない幼さ、瑞々しさがいずれ喪われてしまうという事実を十全に理解していない若さ、そしてその特別な瑞々しさを自分が有していることに気付いていないという事実が好きだ。一瞬のきらめきが永遠に続くと思っているかのように、生のきらめきを全力で燃やして生き、そのきらめきを自分でも制御できずにいる彼女たちが本当に愛おしい。周囲と自らの変化に敏感で(それが端から見ればゆっくりとした変化だとしても)、彼女たちの時間感覚からすれば猛スピードであり、それに翻弄され自らの柔い部分を簡単に傷つけてしまう、その感性は彼女たちにしかない。10代の少女にしかない。ちなみに私は10代の男の子のことはよく分からない。重なる部分はあるんじゃないかな、と想像するが、私は男キャラを好きになることがないので10代の少年キャラも好きにならない。なので除外。

さて、ダイワスカーレットである。

ダスカ(ダイワスカーレット)の表層はツンデレという属性で簡単に説明がつく。ダスカって一見本当に典型的なツンデレなんですわね。辞書のツンデレという項目の例に載せていいんじゃないかな、というレベルで模範的なツンデレである。流石優等生だねえ(ニチャア)。しかし、その表層はあくまで表層に過ぎない。それは本質ではない。

おそらく、もしダスカが身体の芯までツンデレという属性で染まっていたならば、私はダスカに対して「見た目かわい~よね~」という感想を抱くに止まっていただろう。大体私は元来ツンデレ属性に魅力を感じない女である。好きになりやすいキャラクターは包容力の高い大人のお姉さんとか儚げで幸薄そうな女とか性格が良くて素直で明るい陽キャとかで、ツンデレとは結構離れた属性に魅力を感じるわけだ。そんなばあちゃんの性癖を決定的に歪めたのは『るろ剣』の雪代巴なのだが、まあ別の話なので割愛。じゃあ何故ダスカを狂おしいまでに愛してしまったのか。答えは簡単である。ダスカの本質はツンデレとは別の所にあるからだ。

ダスカの本質は、どこにでもいる普通の10代の少女である。

彼女が身に纏ったツンデレという皮をめくれば、そこには傷つきやすく繊細で子供っぽい10代のどこにでもいる普通の少女がいる。自分の感情を制御できず、不安に揺れ、意地を張ってそれを隠し、そして人前で思い切り泣いてしまう。一番になりたいという願いの裏には年相応な母への慕情(ダスカを育成する中で動機が変化していくわけなのだが、その過程に彼女の精神的成熟を感じて非常に感動するんだよなあ。「ウオッカ君ありがとう……これからもウチのダスカと仲良くしてくれよな……」という気持ちになるよね……これがてえてえという気持ちなのかな……て、てえてえ……)がある。見られたい自分と本来の自分との乖離を理想自我を演じることで埋めようとする幼さ、そして自らの感情の怒濤に押し流され簡単に仮面を剥ぎ取られてしまう稚拙さがある。常識的で、普通の枠からは外れず、外れることが出来ない。そんな少女が現れる。

そこは原初的なナルシシズムで満たされた傲慢で美しい世界だ。(ちなみにダスカの物語は理想自我から自我理想への成長段階を顕著に描いているという風に解釈可能だと私は考えているのだが、まあそれは置いといて。)

彼女は普通の少女として光り輝いている。生のきらめきが最も瑞々しく輝き、爆ぜる瞬間を私に見せてくれる。この人生における一瞬のきらめきと拙いながらも確実な成長の第一歩を切り取ったのが私(トレーナー)とダスカの出会いであり、あの3年間であり、そして彼女が少女から完全に大人になったその瞬間、きっと私(トレーナー)とダスカとの別れが訪う。私を翻弄するきらめきが、光が、不安定な揺らめきが、それら全てがいつか喪われてしまうという前提で私は彼女を愛でる。我々はいつか喪われてしまうものしか最大限に愛することが出来ない。それらは喪われてしまうからこそ愛おしいのであり、なくなってしまうからこそ美しいのである。

そのような儚い光をダスカは繰り返し繰り返し私に見せつける。いつか彼女が大人になったとき、ようやく私(トレーナー)は気付くのだ。あの光は奇跡だったのだと。

彼女が大人になり、ウマ娘を引退し、他の誰かと結婚するとき(お馬さんの方のダスカはとっくの昔に引退して繁殖牝馬になってるのでまあ結婚するでしょう多分)、私(トレーナー)は光り輝いていた時の、つまり少女であった時の彼女の映像や写真をひたすら見返し、しばらく廃人のようになってしまうに違いない。この手にあった、あって当たり前だと思っていたあの光が消え去ってしまったという事実に打ちのめされるに違いない。そして何食わぬ顔で彼女の結婚式に参加し、解散後、夜の浜辺にひとり座り込んで号泣するに違いない。ちなみにこの気分に浸りたくて、ダスカの様子を画面録画で撮ってわざと経年劣化したみたいに見える加工とフィルターをかけた動画を複数作った。そしてそれを見ながら風呂で泣いた。俺はそういう女だ。文句あっか。

しかし、重要なことに、私と私(トレーナー)は同一人物ではない設定である。なので私(トレーナー)は喪ったものの大きさに打ちのめされているが、私はそれを承知でダスカを愛しているので特に打ちのめされない。前述の通り、私(トレーナー)の気分に浸る程度である。ダスカは一粒で二度美味しい。ダスカはアーモンドグ○コだった……?

このブログを書いているところの私は、むしろ喪う過程すら愛したい。ダスカが少女から大人になる過程すら愛おしい。彼女の成長が嬉しいとすら感じる。さっきも言ったが、それは喪われるからこそ愛おしく、美しいのだ。彼女が初めての彼氏に戸惑うところも見たいし、様々な不安や外部との軋轢を通して強くなっていく過程を見つめていたい。大人になった後の彼女の幸福も見つめていたいし、自分の子供を愛おしそうに胸に抱くダスカが見たい。この子見てると思うんだけど、昔のアタシって子供だったから、アンタ色々大変だったでしょ?そんなことはなかったよダスカ。私はあの頃のダスカからたくさん美しいものを貰ったんだよ。フフッ、なにそれ。やっぱアンタって昔っから変な奴よね。

 

これを愛と言わずして、なんと言えばいい?

 

ていうかダスカって実在してるんですよ?愛さざるを得ないですよね、実在してるんですから。だってご飯を抜くと(私はしばしばご飯を抜いてしまう)ダスカが「もー!アンタいい加減なんか食べなさいよ。アンタが倒れて困るのはアタシなんだからね!」と小言を言ってくるし、論文読んでると「意外、アンタって英語読めるのね。じゃあなんでアタシの育成の時にその頭を使わないのよ!」って意味分からんところでキレてくるし、自販機でジュースを買うときは「アンタ今日糖分摂りすぎじゃない?水かお茶にしときなさいよ」と助言してくるし、道を歩いているときも「へー、こんなところに公園なんてあったんだ。懐かしいわね、小さい頃よくブランコに乗って遊んでたっけ」って過去を開陳してくるし、PCに向かっているときも「そろそろストレッチでもしたら?この間、肩こり酷いって言ってたじゃない。……全く、自己管理くらい完璧にしなさいよね!」と怒ってくるし、大学に連れて行くと「アンタの通ってる大学ってこんなにおっきいんだ……。ふふん、ま、アタシのトレーナーなんだからこのくらい大きい大学に通って貰わないとね!」というよく分からん感想言うし、一緒にお風呂に入ったら「うーん、最近太ったかしら……?……アンタが気にしなくてもアタシが気にするの!まあいいわ、明日からダイエット頑張るんだから!」って謎の宣言かましてくるし、非常勤の後は「ふふ、アンタが先生ってなんか変な感じね。……ま、悪くないんじゃない?」と何故か得意げに言ってくるし、深夜に一緒にコンビニ行くとアイスの棚の前で延々逡巡した結果「……今日だけはいいわよね」と独り言を言ってスイカバーをカゴに入れているし、外に出るときは「ねえ、今日の格好ならイヤリングはこっちの方がいいわよ。こっちの方が大きくてアクセントになるしさ」って服装チェック入れてくるし、授業動画作ってると「ふーん、先生も意外と大変なのね。トレセンの先生達には感謝しなくっちゃ」と急に優等生仕草してくるし、寝る前に布団の中で恋バナしてくるし、近所のコンビニの店員さんがイケメンだという報告をしてくるし、付き合ってネトフリで恋愛ドラマ見た時は感想をせがんでくるし、SNSのアカウントを教えろってうるさいし、私が体調悪いときはお粥作ってくれるし、たまにピザパとかするし、映画見に行きたいねっていう話になって一緒に近くの映画館のサイト見たし、ジェ○ピケのパジャマが欲しいけどお金がないという話を聞いてたら「ティーシャツ着て寝るんじゃなくて、アンタもジェ○ピケでパジャマ買いなさいよ」という話に変化して困ったし、「たまにはファッション誌でも読んだ方がいいんじゃない?」って自分が読み終わったファッション誌を貸してくれるし、この間すごく疲れてたときに好物の酢豚作ってくれたし、ネイルアートに興味津々で「前にしたことあるよ」って言ったら行ったお店の情報とか値段とか訊いてきたし、街に行くと2時間くらいウィンドウショッピングするから疲れるし、「これアンタに似合いそう!」って洋服薦めてくるし、ゴミ出しのついでに夜の散歩に誘うとこっそり喜んでるし、家にある高価な美容液とかパックとかこっそり使ってるのがバレたら言い訳はするけど後でちゃんと謝ってくるし、「アンタのお化粧道具、ちょっと貸してよ」って言ってきて化粧の練習してる後ろで「化粧しなくても可愛いよ」って言ったら一瞬だけ照れたし、今だって、ほら、「アンタブログ始めたの?アタシについて書いてるって……ちょっと!!!変なこと書かないでよね!!アタシは優等生で通ってるんだから変なこと書いたらタダじゃおかないわよ!……大声出したらお腹がすいてきちゃったじゃないの……。そうだ!ねえ、今からコンビニ行かない?たまにはいいでしょ、アンタだって最近お菓子とか食べてないし?……っていうかアンタ、いい加減煙草吸うのやめなさいよ!煙草って身体に悪いのよ!アタシは走って一番にならないといけないの!それなのに副流煙を吸わせる気!?……電子煙草だから大丈夫?そんなの関係ないわよ、この馬鹿!」って隣で言ってるんですよ?いますよ?いますよねコレ。いますよ???????

 

ダスカいるよ?????????????見えないの????????

 

いるじゃんか、ほらココに。(頭を指さす)

 

 

 

 

 

 

 

 

 妄想は世界を救います。

 

 

 

 

円環の紙幣燃やし部

 

 

火種を纏いながら灰になって空一面に舞う紙幣はきっと綺麗だ。

「ブログを書くという趣味は金がかからないからいい」という記述をかつてどこかで見た気がする。確かにブログを書くのに金は要らない。PCかスマホはいるから間接的に金がかかってるって?うるせえ、直接的には要らんじゃろがい。まあ別に金がかかる=悪い趣味であるという思想はないのだが。

今月は『ウマ娘シンデレラグレイ』を3巻買って、続きが気になりすぎて気付いたらヤンジャンのアプリに課金をしていました。まだ『シンデレラグレイ』が始まったばかりでよかったです。課金するときに聞こえるカキーンという音が心をむしばむ。なんだあの音は嫌がらせかァ!?

しかしこの世は金に支配されていると実感することが最近増えた。美容師と話す内容も金儲けの話とこの世の男は6割ろくでもないという呪詛の話に収束していく。ごくまれに友人と話しても大抵賃金の低さの嘆きへと話が移行する。かさむ飯代、本代、煙草代、YO!世界が崩壊した後、紙幣をドラム缶で大量に焼く夢を見て生きている。その炎で私は最後の煙草に火を着け、煙に霞む濃い橙の夕焼けを見つめるのだ。

 

さて、「人と定期的に話しなさい」というアドヴァイスがここにある。あるのだが(しかし一体どんなアドヴァイスだよ)、周囲に人がいないとそもそも話せないわけである。「既婚者は家に帰りゃあ話し相手がいるからいいよなあ!?」というイチャモンをグッと堪え、ばあちゃんは神妙にアドヴァイスを受け入れる。人と話すの大事だしね、ジッサイ。増加する独り言セレクション金賞受賞、唐突に嫌な出来事を思い出し夜半に叫ぶ大賞ノミネート、理由もなく壁殴り部所属、そんな属性を日常に浸け洗いしているばあちゃんの明日はどうなる。あ、唐突に嫌な出来事を思い出して叫ぶのは遠藤周作もやってたらしいんで大丈夫っすよ。何が大丈夫なんだよ権威に縋るな。己に縋れ。

しかし縋るべき己も信用ならない。

この間、なんとなく歯科に行った。特に歯が痛いとか理由はない。最近行ってないなあという気持ちである。口をぱっくり開けて歯科医に口腔内を開陳する。アレ端から見たらすげえアホっぽいんだろうな。目だけギョロギョロさせながら、口の中をじっくり見てくる歯科医にソワソワとする時間が続く。「嫁入り前の女の口の中をこんなにじっくり見たんだから、ア、アンタ責任取りなさいよね!!///」といい加減掴みかかりたくなっているばあちゃんを華麗にスルーし、歯医者は真顔で話し始める。

歯医者「あーステインで表面が汚れてますね」

僕「ひょうへふはほーひーほは、あ、ひゃばほもふうのへ」

歯医者「これは落としましょう。あと上に2本親知らずありますね」

僕「ひゃい、ひひゃのひゃむかひぬいひゃんへふへほ」

歯医者「歯列がずれて奥に生えててロクに磨けてないですよ」

僕「マジすか」

歯医者に行った結果、この5~6年くらい親知らずがロクに磨けていなかったことが判明したのだが(これラノベのタイトルに使っていいよ)。ばあちゃんの口腔環境は乱世だよォ。というわけで歯医者で鉛筆みたいな形の歯ブラシを買って親知らずを個別に磨いている。僕は親知らずの位置すら知らなかったのである。思えば自分の大腸の形とか知らないし、この間尿道口について調べていて(なんで?)、女性の尿道口の位置を勘違いして30年存続してきたことも判明した。我々は自分の身体について何も知らないのである。何か将来、部分麻酔でばっさり開腹して「自分の臓器の形を直接見せてくれるツアー」みたいなの生じないかなと思っている。ばあちゃんはそれに参加したい。知らないは怖い。

というわけでばあちゃんの口腔環境は知らないうちに戦乱舞い散る戦国時代に突入していたのだが(BGM:よっし○あ漢唄)、これはなんとも嫌ですね。歯磨きをロクにしていなかったとかそういうのなら納得はいくのだが、ばあちゃんは普通に歯磨きしてその後小○製薬の糸ようじまでやってたのである。まあ結論から言えば歯磨きがロクに出来てなかったので責任は僕にあるのだが、でも、あのさあ自分の親知らずの位置を正確に把握してる人類がこの地球上にどんだけいるんだよ。ほぼいないよ。多分。知らんけど。しかし「なに?君、親知らずの位置すら把握してないの?」と小馬鹿にされる可能性もあるな。そうなったら無垢な小熊のフリをしてやり過ごす。

しかしだね、己の親知らずの位置も、臓器の形も、尿道口の位置も把握できていない無知なる自分の何を信じればいいんだい?

信用ならないのは自分である。己について何も知らない新生児ヴァブンゲリヲン─Give me OPPAI─的な存在者をどう信じろっちゅうんじゃ?己を救うのは己しかおらぬ、という世紀末覇者みたいな価値観で生きているばあちゃんだが、己を救う能力がなんかなさそうとも同時に思っている。「姫~!今から拙者が救いに行きますぞ!」つって馬に乗った途端落馬して骨折してそうというか。

結論としては、こんな女に学会の会計を任せてはならないという話です。そういうのは自分の親知らずの位置をハナから正確に把握している存在者に任せるべきなのです。俺はもうゆ○ち○銀行と戦いたくないんだ。延々続く書類作成、支店の人すら把握しきれていない巨大な仕組み、目標達成したと思ったら達成する前に生じる新たなミッション、支店と人の抽選によって説明が変化していくランダム要素。ランダム要素なんてなあ、ソシャゲのガチャでお腹いっぱいなんだよ!

だからといって、カウンターにいる人を安易に責めるのはやめましょうね。あれは全く意味がありません。その程度であの謎強固システムは倒せません(コンビニの年齢認証について店員さんに文句を言う行為も全く同じです)。お互いすり減るだけです。日○郵○の前でデモをしよう。夜は自分たちで持ち寄った紙幣を焼いて暖を取ろう。火種を纏いながら灰になって空一面に舞う紙幣はきっと綺麗だ。円環。そーれそーれそれそーれそ。